第10問の答え
あんなにフワフワ飛んでるのに実は必死なんですね。

答え Ｂ

ハチドリで１秒間に８０回ほどです。
ミツバチは、こんなに早く羽ばたいているのに、フワフワ飛んでいる感じが何ともいえない
くらい可愛いですね。

ミツバチの羽ばたきによる飛行メカニズムはとても不思議で、現在でもはっきりと解明されて
いないのです。例えば、飛行機の飛ぶ仕組みについてみると、飛行機の翼の断面は上面が丸く
曲線を描くような流線型になっています。
これにより、翼の上側で空気の流れが早くなり、翼の下側の圧力が高まるために、上向きの
空気力が生まれます。これが「揚力」です。
飛行機が浮くのは、翼の上下での空気圧の違いで起こる揚力のおかげなのです。
しかし、常に前進して空気の流れを作らなければ揚力を得られません。
だから飛行機は、エンジンで「推進力」を得ているのです。

ミツバチは、この推進力と揚力を、羽ばたき一つで同時に発生させて飛んでいるのです。
しかも、その飛行は非常に安定しており、強い横風を受けても落ちることなく飛び続けられ
ます。それに加えて急旋回、急停止、ホバリングもでき、空中を自在に移動できるのです。
これは、現代力学ではとても説明がつかないものなのです。