第18問の答え
ミツバチにとって厄介で怖いダニなのです。

答え Ｂ

ミツバチヘギイタダニは、養蜂業では最も厄介な害虫です。

みつばちの巣房（六角形の巣穴）に侵入したミツバチヘギイタダニは、みつばちの幼虫に寄生
すると体液を吸って生活します。体液を吸われ続けた幼虫は弱り、成虫になっても翅（はね）
が縮れた奇形になり、飛ぶことも幼虫の世話もできなくなります。
また、ダニが巣の中で産卵すると、孵化して一週間位で成虫になります。
そして、みつばちにくっ付いて別の巣房に入り込み、同じように幼虫に寄生して産卵を繰り
返すことで爆発的にダニが増えるのです。
その結果、巣の一群は弱り果てたあげく壊滅状態になるのです。
また、このダニは、みつばちの伝染病を媒介することでも厄介です。
このダ二の生態には謎が多く、完全な対処法が無いという現状です。
欧米では、数百万の巣箱が壊滅したこともあるほど恐ろしいダニで、対処法の確立が養蜂業界
を救うといっても過言ではありません。

Aは、ノミです。ダニではありません・・

Cは、クモです。