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第9問の答え
日本みつばちはこれに寄ってくるのです。

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第9問の答え

答え C

Aのギョリュウバイ(御柳梅)は和名ですが、英名は、tea treeです。
そしてニュージーランドの先住民族マオリの言葉では、マヌカと呼ばれています。
マヌカハニーのマヌカですね。
大昔からマオリの人々は、この植物のオイルに強い抗菌力があることから、民間療法の薬として
大変に重宝しました。その後、この花から採れるハチミツにも強力な抗菌力が備わっていること
が分かると、世界中で有名になりました。

Bのサザンカは、冬に咲く花の代表格ですが、実は蜜をたっぷり吹き出すのです。
しかし、この寒い時期にミツバチは飛びません。
サザンカは、一体何のために蜜を出すのでしょう?
それは、小鳥たちに蜜を舐めてもらうためです。
メジロやヒヨドリなどの小鳥が、サザンカの花の中に頭を突っ込んで、蜜をぺろぺろと舐めて
いる姿を見かけます。サザンカは、小鳥たちに蜜をあげる代わりに花粉を運んでもらい、受粉
する「鳥媒花」なのです。
もし、みつばちが冬も働くことができたら、サザンカのハチミツがあったかもしれませんね。

Cのキンリョウヘンはランの仲間で、花の中ではなく、花の付け根に蜜腺をもつ植物です。
この蜜腺はとても不思議なもので、ここから出る物質に日本みつばちを誘因する性質がある
のです。しかし、それが一体何なのか分かっていないのです。
普段は、蜜を集める仕事をしないオス蜂でさえ、この蜜腺に寄ってくるのです。
日本みつばちを捕獲するのに有効なキンリョウヘンですが、不思議なことに西洋みつばちでは、
このような現象は見られないのです。